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感じさせて
第16章 Side トオル
「夫婦なんだから
普通のことだろ?


いや、誰でもいいんだよなぁ?



淫乱なんだから



だったら
俺でもいいじゃないか


どうせさっきまで
ココに入れられてたんだろ?」





と、股間に手をやる



泣きながら

「違う・・してない・・」

を繰り返しながら
抵抗しはじめた妻






何やってんだ?俺・・



と思いながらも
怒りみたいなものが
おさまらない





「気持ちよかったか?

なぁ、そいつのは
気持ちよかったのかって

聞いてんだろっ!」




大きな声を出したのは
はじめてだったと思う



こんな乱暴なことをしたのも
はじめてだ





最悪だな




別れるとしても
最悪な別れ方かもしれない




妻をせめながら
そんなことを
冷静に考える俺がいた




それでも
股間に指を立て


「やったんだろ!!」


と、声を荒げた





何を聞きたいんだ
俺は・・

よかったと
言わせたいのか?




それとも




その逆?





そう思うと
やりきれない気持ちに
襲われ


妻を押さえつける手の
チカラをゆるめた






もう
妻の顔は
見なかった


なんだか
脱力した俺は


ソファから降りて
車のキーを
手に取り
玄関へと向かった




「今日は帰らないから」




まだ泣いている妻に
そう言い残し
リビングのドアをしめた










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