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感じさせて
第1章 撮影現場
ホテルの部屋に入ると
室内は暗くて
照明のような機材が
置かれてあった



「先輩!先輩!
ほら、めっちゃ、べっぴんさん!

スタイルもえーし
多分…お金持ちの奥さんやで~!

あ、奥さん、この人が
マッチョ先輩」




本当に、ボディビルダーみたいで
私は、少し笑ってしまった



「今日は
よろしくお願いします」



と言うマッチョ先輩に
私は軽く会釈をした。


緊張のあまり
声がでなかったのだ。



「さ、奥さんコッチコッチ
ベッドに座って。
先輩が撮影の準備してる間に
色々説明させてもらうね。」



言われた通り、ベットに座ると
男の子は
床に膝立ちになり
私のひざに両手を置いた



あら、かわいい。
本当に子犬みたい。



下から私を
見上げるような状態で
男の子は話しを始めた



「顔は、撮影しないけど
心配やったらアイマスク
してもえーからね。

ベッドに、横になってもらって
スカートめくって
パンツ、撮る感じでやるから。

僕が、全部お手伝いするから
心配せんでえーよ。

なんか、気になることある?」




「だ、だいじょうぶ…」




「震えてんなぁ…

緊張してるんやな?」




そう言って、男の子は
私の太ももの上で
私の両手を握りしめた




「心配せんでえーよ。

奥さん?

奥さんは・・・
僕のこと

あんまり
タイプやない?」




「そんなことないわ

かわいいなって思ってる。」




「良かった。
僕は、奥さん超タイプや。

今日は、奥さんと仕事できて
ラッキーや思てる。

お世辞やないで?

僕のこと、撮影の間だけ
恋人と思って
頼っても、甘えてもえーから
緊張せんといて?

俺の名前は、シンヤや。

シンヤ、でも、シンくんでも
好きに呼んでな。」



そう言って
男の子は


私の手を
何度も何度も撫でてくれた






「落ちついてきた?」



もちろん
まだ緊張していたけど

私は、黙ったまま
うなずいた。

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