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許嫁が多すぎる
第9章 二日目

場違いな空気に苦しみながらもなんとかロリータショップの物色も終え、二人は喫茶店に入った。
ヒラヒラ全開のロリータ服を着た梨華は落ち着いた雰囲気の喫茶店にはそぐわず、客から無遠慮な視線を浴びたが、先程までの羞恥にくらべればなんてこともなかった。
「梨華ってさぁ……」
アイスコーヒーを注文したあと、翔太は梨華に語りかける。
「なんですか?」
「俺のじいさんの紫水に許嫁にさせられたんだろ?」
「させられたというか、していただいたんですが……そうですよ」
「なんでそこまで頑張るの?」
前から疑問に思っていたことを翔太が尋ねた。
「なんでって……私にはわかるからです。アベル様が私の前世の伴侶であったことが」
「いや、まあ……なんつーか……その設定以外の理由だよ」
夢を否定して悪いとは思ったが翔太は更に突っ込んで問い掛けた。
ヒラヒラ全開のロリータ服を着た梨華は落ち着いた雰囲気の喫茶店にはそぐわず、客から無遠慮な視線を浴びたが、先程までの羞恥にくらべればなんてこともなかった。
「梨華ってさぁ……」
アイスコーヒーを注文したあと、翔太は梨華に語りかける。
「なんですか?」
「俺のじいさんの紫水に許嫁にさせられたんだろ?」
「させられたというか、していただいたんですが……そうですよ」
「なんでそこまで頑張るの?」
前から疑問に思っていたことを翔太が尋ねた。
「なんでって……私にはわかるからです。アベル様が私の前世の伴侶であったことが」
「いや、まあ……なんつーか……その設定以外の理由だよ」
夢を否定して悪いとは思ったが翔太は更に突っ込んで問い掛けた。

