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許嫁が多すぎる
第10章 三日目
昨日の早すぎる射精に翔太は落ち込んでいた。

さくらより時間をかけるつもりが気づけば自ら腰を使い、本気で梨華を愛してしまっていた。

昨日の失敗を教訓に翔太は早起きしてベッドの中で密やかに自慰をした。
立て続けに二回射精し、落ち着く。
朝のうちに二回も射精をしておけば夜の射精は遅くなると踏んでいた。

今日の相手は幼なじみの天谷聡子であった。
幼なじみを失格にさせるのはどこか気が引けるが、仕方のないことだと割り切った。

一昨日の朝に梨華と天谷に襲撃されたときのことを思い返す。
梨華が挿入したときの天谷の悔しそうな様子に感極まった翔太は勢いで天谷の処女を奪ってしまった。

天谷の陸上で鍛え上げられた肉体はプリプリと固めの弾力性があり美味だったし、男っぽいところばかり見てきた表情が女の悦びに支配された表情は甘美にとろけた。

正直天谷を抱いた時に自分が思いのほか天谷に惹かれたということに気づかされて驚いたのも事実だった。

とはいえさくらを思えばいずれかは落とさなくてはならない。
既に梨華にもアイドルの一条寺にも情が移ってしまっている現状では、誰を落としても心苦しいのは同じだった。
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