この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
許嫁が多すぎる
第12章 最終決戦、開始
「これが最後の試験だ。ゆっくり慎重に選ぶんだな。間違わないように」

重々しい口調で紫水はそう告げると、立ち上がって部屋をあとにした。

「旦那様が仰せの通り、翔太様がお一人づつを真剣に見定めていただくことか最後の試験です」

「真剣に見定める……」

「そうです。既に三回も試験を行い、翔太様も見極めることに慣れてこられたかと思います。例えばたかだか数ヶ月前に知り合って付き合っていたからという、陳腐な理由ではなく、その人の本質を見極めて決めていただきたいのです」

「私のことだけやけに敵視するんですね」

さくらはゾッとするくらい刺々しい声色で執事長に反抗する。

「例えば、の話をしたまでです。結婚して一生を暮らすというのは何十年もの話です。それをたかだか数ヶ月の差で決めてしまうというのはあまりに愚行と言えます」

執事長は冷静さを忘れずにそう告げてさくらを睨み返した。

/241ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ