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許嫁が多すぎる
第6章 選択肢
桃園愛菜が脱落し、残り五名となった花嫁候補。

さくら一人にするまでにはまだまだ時間がかかりそうだと翔太はため息をついた。

「失礼します……」

自室のドアが開き、スコーンやマフィンを乗せたカートを押して入ってきたのは沢木ロロットだった。
ハーフのロロットは西洋人形のように美しく、自分なんかの許嫁には勿体ないと感じてしまう。

「お茶の時間です」

「いや、いい」

桃園に情があったという訳ではないが、やはり自分の手で切ったあとはいい気がするものではなかった。
そんな気分のなかでお茶をする気持ちには到底なれなかった。

しかしロロットは翔太の言葉など無視してお茶を淹れる。

「どうぞ」

かちゃっと小さく音をたててカップが差し出されるが翔太は見向きもしない。

「馬鹿馬鹿しいよな、こんなの……」

独り言でも呟くように翔太が口を開く。


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