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許嫁が多すぎる
第6章 選択肢
女性らしい皮下脂肪がまだ充分ではない梨華の身体はスマートというより貧弱という言葉が似合う。
そんな女として未完成な身体が擦り寄ってきて再び肌が密着する。

柔らかさの足りない身体とはいえ乳房にはささやかながらも膨らみがあり、その柔らかさに翔太は不覚にも隆起しかける。

(やべぇ……相手は中坊のガキだぞ……)

翔太は下半身を鎮めようと神経を集中させる。
しかし意識するほど股間はむっくりと元気になってしまう。

「あっ……」

その身体の変化は向い合わせで膝の上に乗っている梨華にも当然伝わってしまう。

「アベル様の逞しいモノが股に当たってます……」

照れ臭そうに、けれど嬉しそうに梨華は微笑んで翔太の目をじっと見詰める。

「いいですよ、アベル様……いきり勃ちを私の躯でお鎮め下さい……」

「な、なに言ってんだよ……」

戸惑う翔太をリードするように梨華は腰を前後に振り、淫靡に誘う。
この段になるとさすがに翔太も色気のない中坊とかいう余裕はなくなっていた。

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