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大魔王の子を孕みます
第10章 新月



「馬鹿っ!来んな!触んな!この部屋から出て行けっ!」


感動の再会がボロボロに崩れた事がショックな俺は喚き散らす。

ちゃんと、おかえりなさいがしたかった。

出来るだけ可愛く、ライズのメイドらしく…。

なのに、いきなり現れたライズに素直になんかなれない。


「出て行けって…、ここは私の寝室だぞ?」


ひょうひょうとライズが言う。


「嘘つけっ!魔族は眠らないんだろ。つまりライズに寝室なんか必要ない。」

「ほう、少しは魔族について学習したのだな。」


喚き散らす俺を軽々とライズが抱き上げる。


「離せっ!」

「嫌だ。一つだけシロの間違いを正してやる。」

「何が!?」

「この寝室は私が寝る為の寝室ではない。私がシロを抱く為に用意した寝室だ。」


悪魔の囁きに俺は逆らえない。

そのままベッドに放り込まれて大魔王様の寵愛を受ける。

俺がずっと求めてたもの…。

身体の芯まで貫く快感…。

俺の指じゃ届かない奥まで感じさせる事が可能なライズの性器が繰り出す愛撫…。


「ライズ…、あぁん…、ライズ…。」

「待たせたな。」


新月でパワーアップした大魔王様が帰って来た。

ズンッと力強く俺の子宮を突き上げる。

胸の中が幸せだけでいっぱいになる。


「あんっ…。」


ほんの少しライズが動くだけでオーガズムに達するほど俺はライズに飢えてたと身体が示す。

しかも…。


「お前の事ばかり考えてた。」


とかライズが言う。

やばキュンッ!

鬼トキメキッ!

もうライズの気が済むまで愛してよ。

俺の女心がトロトロに蕩けてライズが与える快感の波にひたすら流される。

久しぶりの激しいSEXにどっぷりと浸る俺だった。


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