この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
大魔王の子を孕みます
第2章 大魔王屋敷



火の山に住まう、炎のドラゴン退治をした時は弱点ポイントを探るだけで3時間以上もかかった。

それが大魔王ともなれば、3時間で済むかどうか…。

更に覚醒モードが付いてれば、第2段階、第3段階と強さや大きさが増して、一向に倒せないパターンだって有り得る。

まあ、倒されたらスレイブに戻れるし…。

そんな軽い気持ちで扉に触れれば、門の時と同様に俺1人が通れる幅の分だけ扉が開く。


「お邪魔しまーす…。」


礼儀正しく扉の中に入る。

屋敷の中は真っ暗だというのに、俺が入るなり扉が閉ざされる。

やべ…。

逃走禁止ダンジョンかよ…。

デュセリオンのダンジョンにはそんなダンジョンが幾つもある。

クリアが出来なければ脱出不可能なダンジョン…。

引き返したりの逃走が認められてないから、レベルや装備が揃ってない冒険者は挑戦出来ない仕組みにしてある。

それはデュセリオン人口が余りにも多過ぎる為だ。

誰でも入れるダンジョンにしてしまうとレアモンスター退治に列が並び渋滞を起こす要因となる。

ここが逃走禁止ダンジョンなら俺の脱出方法はモンスターに倒されるゲームオーバーしか有り得ない。

なんか気分が凹む。

真っ暗な屋敷の中でいきなりモンスターに襲われたら、どうしようとかネガティブに考える。

そんな俺の心を灯すような灯りがポッと点けば部分的ではあるが屋敷内が見えて来る。

灯りが点いたのは扉から入ってすぐの玄関ホールの天井にある巨大シャンデリアだ。

そこから左右に分かれて階段と廊下が見える。

階段の上と左の廊下は真っ暗なままだが、右側の廊下は俺を導くように廊下の壁に照明として付けられたロウソクの火が灯り幅広い廊下を明るく照らす。


/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ