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大魔王の子を孕みます
第3章 テラス
ちょいブリっ子タイプの平林さんは女性社員人気は今一つだが男性社員人気はダントツだ。
その平林さんに似た女の子…。
いや、鏡の中に居る女の子は平林さんに似てるが、遥かに平林さんよりも若く可愛く整形されている。
ふわふわで軽くカールされた亜麻色の髪…。
たっぷりと量のある長いまつ毛に囲まれたクリクリの大きな亜麻色の瞳をした若い女の子が鏡の向こうから俺を見てる。
肌は白くてツヤツヤのお肌…。
「これ、俺だよな?」
ちょっと幼さを感じる可愛らしい声が俺の言葉を吐く。
小さな手で自分の顔に触れてみる。
ふっくらとしたピンク色の唇から
「柔らかっ!」
と自分の頬を触った感想が漏れる。
これは夢か?
今の俺はオタクの『シロ』でなく、平林さん級の可愛らしい美少女に変化を遂げてる。
「てかっ!この恰好…。」
可愛らしい事は賛成だが、服装が気に入らない。
小さな頭にちょこんと乗った白いレースのフリルとリボンが付いたカチューシャ…。
フリルがてんこ盛りにあしらわれたヒラヒラのエプロン…。
今の俺はどう見てもオタク喫茶の美少女メイドだ。
いや…。
オタク喫茶のメイド服より、かなりエロくてタチの悪いメイド服を着てると思う。
細い腰を締め付けるようなコルセット型のワンピース…。
胸元が大きく開きふくよかな谷間を惜しげなく見せてるくせに肝心な中心部はギリギリで見えないというやらしさに、男心が唆られるメイド服…。
鏡の中で俺好みの可愛いメイドが少し照れくさそうに頬を赤らめて俺を誘ってるとしか思えない。
俺の身体…。
生まれてこの方、触らせてくれたのは母親だけだろうと思う自分の胸元から目が離せない。