この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
大魔王の子を孕みます
第4章 温室



「私がシロに惚れさせれば問題がないのか?」


何かを納得したライズが聞いて来る。


「惚れさせるって…、魔力で人格を変えたりとかお断りだぞ。」

「そんな事はしない。」

「じゃあ、脅して怖がらせたりとか?」

「シロを怖がらせるつもりは無いよ。」


自信たっぷりに笑顔を見せるライズにまた胸がキュンとかする。

マジでやばい…。

俺の中で育ち始めてる女の部分がライズに既に惚れ始めてるかも?

馬鹿みたいに1人で顔を赤くする俺の手の甲に口付けするライズが俺を膝から下ろして椅子から立ち上がる。


「少し、散歩に付き合ってくれ。」


そう言ってライズは俺を部屋から連れ出し手を握ったまま広い屋敷の中を歩き出す。

お友達から始めましょうって事?

デートでもするつもりか?

そんな事をしたって俺はライズに惚れたりとか絶対にしないぞ。

ライズが握る俺の手が汗ばんだりするのが恥ずかしい。

男に手を握られて緊張してるとかライズには知られたくない。

ただライズはご機嫌で歩いてる。

その横顔をそっと見るだけで、ちょっと嬉しく思う俺が居る。

コイツ…、マジでカッコいい…。

あくまでも男としての憧れだと何度も自分に言い聞かせる。

アミルさんに憧れたのと同じだ。

ライズに恋してるとか有り得ない。

1人で考え込む俺に向かって


「シロに見せたいものがある。」


とライズが言う。

いつの間にか、俺はライズと巨大な噴水がある表庭とは違う裏庭に出ていた。


「見せたいもの?」

「そう…、あの温室だ。」


ライズがやたらとご機嫌な笑顔で答える。

何がそんなに嬉しいのかはわからないが俺まで釣られてライズに無意味な笑顔を返す。


/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ