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大魔王の子を孕みます
第4章 温室
不意に口の中でフルーティーな香りが広がった。
それは少し甘酸っぱく、完全に熟成された芳醇なフルーツワインを思わせる味がする。
「あぁ…。」
喉をゴクリと鳴らして、その液体を飲み込む。
弦から滲み出る樹液…。
一口、二口ほど飲んだ程度だというのに、俺は酒に酔ったみたいに頭が朦朧とし始める。
「…っあ…、あぁん…。」
口から弦が抜け落ちる。
なのに俺は弦から貰った樹液をもっと飲みたいとか考える。
身体がカッと熱くなる。
乳房に巻き付いていた弦がキュッキュッと乳房の頂点まで締め付けるように巻き付き、その先に突き出した乳頭をクニクニといやらしく撫で回す。
「んふっ…、あんっ…。」
コリコリと固くなる乳首を弦が優しく捏ね回す。
期待していた以上の快感が全身へと広がってく。
なんだよ?
俺がライズにヤラせないって言ったから植物に犯させるのかよ?
一度、犯されたら俺が諦めるとか思ってんのかよ。
ライズへの怒りだけが頭の中をぐるぐると駆け巡る。
それでも身体は弦に巻き付かれて
「あぁん…、あーっ…。」
と喘ぎ悶えてる。
メイドワンピースを弦に剥ぎ取られた俺はガーターベルトにレースのタイツとパンティーだけのはしたない姿でライズにその身体を見せつけてる。
こんな弦に犯されるならライズの方が良かったのに…。
ちょっとだけ後悔する。
またしてもビリビリと布を破く嫌な音が聞こえる。
最後の砦だったパンティーが蠢く弦に破かれた。
俺のおまんこ…♡︎
初めて見る女の子のおまんこ…♡︎
髪と同じ亜麻色の薄い陰毛が見える。
ほら、見てよ。
ライズ…。
可愛いだろ?
間違いなく俺は『淫蘭』の樹液で酔っ払ってる。