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大魔王の子を孕みます
第7章 亜人の森
ガーラは俺を慰めるようにブルルと鼻を鳴らす。
最近の俺はホルモンの影響なのか、乙女心の方が強くイライラして傷付き易い。
「ねえ、ガーラ…、お前のご主人様って狡いよね?愛はわからないとか平気で言うくせに…、俺には自由を与えない。」
ガーラの鬣を撫でてガーラに愚痴る。
この世界に来て、俺の話を聞いてくれるのはガーラだけだから…。
ガーラは悲しげな瞳で俺を見る。
「何?淫乱女じゃない俺とは話をしたくないって意味?」
女々しくガーラに愚痴を聞けと押し付ける。
「ちょっとだけ…、離れたらさ。俺が恋しいとか思ってくれないかなって期待とかしただけじゃん。」
ライズの激甘は好きだ。
でも、ずっと溺れてるだけの女になりたくない。
「初めての恋なのよ。わかる?なのに、俺ってベッドじゃマグロだし、ライズの為に何にも出来ない女な訳。」
大魔王なんだよ。
完璧で、この世界じゃなんでも自分の思い通りに出来る人…。
カッコいいんだよ。
今だって、ライズの事を考えると頭がぼーっとする。
「好きなの…、でもライズの気持ちってわかんない。」
俺が頼めば『愛してる』って言ってくれる。
そのくせ、俺が拒めばライズは寂しい笑顔だけを見せて俺には何もしなくなる。
捨てられたらどうしよう…。
俺がユニークだからと俺を女に変えてまで傍に置いてるライズだけども、俺に飽きたら簡単に捨てるかもしれない。
俺だけがライズに惹かれてる。
俺だけがライズに溺れてる。
それが悔しくて切なくて悲しくなる。
「ガーラ…。」
目を閉じてガーラの鞍に股間を擦り寄せれば、鞍からリズミカルな刺激がパンティーの上から俺の敏感な部分へと伝わる。