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大魔王の子を孕みます
第8章 開かずの間



「ねえ、ライズ…。」


俺が口を開けばライズが指先を俺の口の中へ押し込める。

少し乱暴にライズの指先が俺の口の中が掻き回す。

ライズの暴走の始まりを感じるやり方…。

この暴走が危険だからと俺を突き放そうとする優しいライズの気持ちから寂しいと思う。


「んぐっ…。」


口から出され唾液でベトベトになる指先が首筋を撫でて乳房を這い乳頭へと触れる。


「んっ…。」


ライズの触れる指先が熱い。

身体が反応して少し動く。


「じっとしてろ…。」


ライズが俺に命令する。


「だって…。」

「シロには少し躾の必要がある。下手に甘やかすと開かずの間を開こうとするとか無謀な危険を犯す。」

「あれは…、そんなつもりじゃ…。」

「危うくメフィストの結界を破りかけた。そろそろ私の魔力の一部を秘めてる自覚を持って貰う。」


俺を責めるような紫の瞳が厳しい視線を俺に向ける。

そのくせ、ライズの指先はクニクニと俺の乳首をやらしく弄んで痺れるような快感を俺の身体に与えて来る。


「…んっ、ライズ…。」


痛いほど、乳首だけが指先に責められる。

つま先がベッドのシーツを握り足が少しづつ開いてしまう。


「まだ…、我慢しろ…。」


俺の耳元で囁き声がする。

いつもの愛撫じゃない。

俺をその気にさせる為の愛撫じゃない。

これはお仕置…。

闇夜で凶暴化し始めてるライズの悪魔的なお仕置だ。

身体が悶えて動くと乳房がゆらりと揺れる。


「動くなと言ってる。」


ライズの厳しい言葉と同時に乳首がキュッと抓られる。


「やんっ…。」

「少しは懲りたか?」


ここは素直にコクコクと頷く。

ゲーム内じゃ痛みを半分くらいしか感じないように設定していたから強気の剣士をやってた俺だけど、リアルの俺は注射すら嫌いな痛みに弱い子です。


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