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永遠
第19章 永遠の交わり

最高の大人の恋愛の終着点は心中。
そんな小説や映画がブームになっていた頃、碧は「バカじゃないの。子どもを置いて、相手の家族もズタズタに傷つけて、何が心中は最高の終わり方よ。身勝手にもほどがあるわよね」と女友達や夫によくこぼしていたものだった。
でも、今の碧はその終末を心の奥底で望んでいる自分を認めてしまっている。
「このまま…この最高の幸せの中で死にたい…先生…」
同窓会のあの夜から、村瀬と碧は、たとえそれが一時間でも、お互いの時間が合う時にはどんな無理をしてでも村瀬の仕事部屋で会い、身体を重ねた。
「君と会えずにいた10年。でも僕はいつも君をそばに置いて抱き続けていた。頭と心の中で。」
ある時村瀬は碧の耳元でそう呟いた。
「私も…数えきれない位先生に抱かれたわ。夢の中で。」
でも今は、夢でも妄想でもなく現実の相手を思う存分貪りあっているのだ。
そんな小説や映画がブームになっていた頃、碧は「バカじゃないの。子どもを置いて、相手の家族もズタズタに傷つけて、何が心中は最高の終わり方よ。身勝手にもほどがあるわよね」と女友達や夫によくこぼしていたものだった。
でも、今の碧はその終末を心の奥底で望んでいる自分を認めてしまっている。
「このまま…この最高の幸せの中で死にたい…先生…」
同窓会のあの夜から、村瀬と碧は、たとえそれが一時間でも、お互いの時間が合う時にはどんな無理をしてでも村瀬の仕事部屋で会い、身体を重ねた。
「君と会えずにいた10年。でも僕はいつも君をそばに置いて抱き続けていた。頭と心の中で。」
ある時村瀬は碧の耳元でそう呟いた。
「私も…数えきれない位先生に抱かれたわ。夢の中で。」
でも今は、夢でも妄想でもなく現実の相手を思う存分貪りあっているのだ。

