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永遠
第7章 絶頂
それがどういうものか…碧は本や女友達からの情報でなんとなくはわかっている気がしていた。

でも実際体験した「絶頂」はそんなものじゃなかった。

押し寄せる波、波、波。
何度も何度も引いては寄せ、岸壁を打ち付け砕き、また引いていく。

村瀬は果てることを拒否するかのように、碧を貫いては引き、また貫いた。

意識を失いかける碧を優しく介抱するかのように滑らかな手でその腰や胸を愛撫したかと思うと、また激しく引き寄せ碧の身体を裏返し獣のポーズをとらせ、後から激しく打ち付ける。

碧は村瀬の巧みさに意識を失うことも許されず、わずかに残った理性で、自分の口に腕を当て、これ以上の声がもれないようひたすらこらえた。

外はまだ雷鳴がとどろき、大粒の雨が窓を打ち付けている。

どんなに村瀬と碧が獣の狂態を繰り広げようと、神が赦しているかのように、そこはドアの外からは計り知れない別宇宙だった。

「はあああ…!!!先生!!」

ついに碧は果て。村瀬はゆっくりと碧の白い無垢な背中に、欲望の証を放出した。
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