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魔王様の寵愛
第2章 魔王様、溺愛する

-着替え···る?
急激に上がる熱に、頭がぼーっとする
言われるがままに、メイドに新しいネグリジェを着せられる。
「···っ、···!」
次の瞬間、皆の声が遠く聞こえると思ったら、目の前が真っ暗になって、悲鳴やらなんやら騒がしいくなる中で、誰かに抱き止められた感覚に安心感のような物を覚えて、私は目を閉じた。
♦ ♦ ♦
(ここは、···どこ?)
ぼんやりしていた視界が、次第にクリアになって行く。でも、体が熱くてやたらと怠くて、腕さえ動かすのが億劫で、ボーッとしていると。
「あぁ、良かった。目が覚めたんだな」
と、やたらとイケメンな外国人に流暢な日本語で声をかけられた。あれ、なんかこの人···どこかで見た事がある。なんて鈍くなった思考をぐるぐるさせていると彼は私の額に手を当てて熱を測った。
「これはいけない。今、君の体の中の瘴気を消して楽にしてあげる···」
難しそうな表情をした彼は、額から頬へとするりと撫でた。そして何故か私に覆いかぶさった。
全裸で···。
「!!?いいやっ、··、えっちょと!何で服を着て無いんですか!?」
ボンッ!、とあまりの刺激に色々ともう爆発してしまいそうだった。熱い、特に顔が!
「?何故って、君の体内の瘴気を浄化する為に、君を今から抱かせて貰うから」
「何で瘴気を消すために私を抱かなきゃいけないんすか!」
「それは、私の"体液"が必要だからだ」
(た、た、体液ー···!!?)
何の恥ずかしげもなくさらりとそんな言葉を吐かれてしまった。ちょっと待って···体液ってあれよね?!あれをソコに挿れるって話よね。
「うーん、そうだなぁ。飲むのと注がれるの、どちらがいい?」
「きゃぁ!!ちょ、ちょっと···」
耳元で囁かれて、ねっとりと舌先で耳を愛部させると、腰がムズムズしてビクりと背中が跳ね上がってしまう。喉の奥からか細い喘ぎが漏れて。
「ん、わかった。今の君の状態だと···注いだ方が良さそうだね」
(な、なんですとー!!)
「はぁっ、く、薬は···」
「だから、薬は私の精〇しか無いんだ」
-大丈夫、ちゃんと気持ちよくさせてあげるから。

