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片時雨を抱きしめて
第3章 第三章 記憶


「で、お泊り会の夜と言ったらやっぱり…?」

そう言うと芽衣が部屋の電気を消し、ベッドにもぐりこんでくる。
石鹸の優しい匂いが鼻孔をくすぐる。すぐとなりで、何か言いたそうに芽衣がくすくすと笑っている。

「えーわかんないよ、私お泊り会とかしないもん」
「もー雪乃ったらつまんないんだから。恋バナ!」

暗闇の中で芽衣がそわそわと体を動かす。眠るつもりは、どうやらないようで。

「恋かあ…芽衣から話してよ、好きな人の話、でしょ」

私がそういうと、ええーと甘い声をもらしながらぽつりぽつりと話し始めた。
笑わないでね? そう不安そうに問うから、私はうんとうなずく。


「んー、好きっていうか、憧れ、に近いのかもしれないんだけど」
芽衣の透いた声がこの部屋をじんわりと埋めていく。


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