この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕾は開き咲きほこる
第7章 気づかされる想い

「お店に藤の写真飾ってあったの覚えてる?あれね。実は主人が撮った最後の写真なのよ。その後に喧嘩して事故にあったから良い思い出じゃないんだけど、主人の事や、主人の想いを忘れないために飾っているの。そして、その場所には一度も足を運んだことないのよ。いろいろ思い出しちゃうし怖くて行けないの。だけど、その場所に光春くんは汐里ちゃんと行こうとした。それって止まっていた光春くんの時間が進み始めたって事。それをさせたのは私じゃなくて汐里ちゃんなのよ。私は一緒に留まる事しかできなかったけど、汐里ちゃんは光春くんの時間を進めることができた。だから自分に自信を持って。――それにね。私は今でも主人の事が好きなの。光春くんも素敵な男だけど主人には負けるもの」

最後に桜子さんはそう言って笑う笑顔に愛情の深さを感じた。

/607ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ