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蕾は開き咲きほこる
第9章 キスの嵐
外が薄暗い中、目覚まし時計が鳴る前に自然と目が覚めた。
何かを考えるより先に自然と人差し指が唇に触れ、自分の指の温もりに課長の唇の温かさを思い出し朝から身体が熱くなる。
それは昨日の出来事が嘘でも夢でもないという証で、私は……
「課長と……キス、したんだ」
そう言葉にした瞬間、恥ずかしくなって布団の中に潜り込んで両手で顔をふさいだ。
ふさいでも昨日の夜の出来事が頭の中から消えることはなく、逆に、より鮮明に蘇り恥ずかしさでのたうち回る。
「どうしよう、課長と、キス……キスしちゃった、キスしちゃったんだ、そ、それも、あんな激しいキス……どうしよう」
課長と付き合えることになっただけでも凄い事なのに、あんな激しいキスをしてしまったことに自分自身でも驚いているし困惑している。
だけど、イヤではなかった。
抱きしめる腕は優しく、でも求められるキスは激しくて、その求められるままに私も答えていた。
何かを考えるより先に自然と人差し指が唇に触れ、自分の指の温もりに課長の唇の温かさを思い出し朝から身体が熱くなる。
それは昨日の出来事が嘘でも夢でもないという証で、私は……
「課長と……キス、したんだ」
そう言葉にした瞬間、恥ずかしくなって布団の中に潜り込んで両手で顔をふさいだ。
ふさいでも昨日の夜の出来事が頭の中から消えることはなく、逆に、より鮮明に蘇り恥ずかしさでのたうち回る。
「どうしよう、課長と、キス……キスしちゃった、キスしちゃったんだ、そ、それも、あんな激しいキス……どうしよう」
課長と付き合えることになっただけでも凄い事なのに、あんな激しいキスをしてしまったことに自分自身でも驚いているし困惑している。
だけど、イヤではなかった。
抱きしめる腕は優しく、でも求められるキスは激しくて、その求められるままに私も答えていた。