パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 キスの嵐

「あんなキス……初めて……でも、気持ち、よかった」

こんな私でもキスの経験ぐらいはあるけど、昨日のような激しいキスは初めてだった。
それに、キスをしただけであんな風になるとは思わなかった。
キスをしていると身体の奥深くがキュンとして、身体全体の力が抜けて最後の方には課長にしがみつくようにして抱き寄せられていた。
代行で帰ると言っていた課長も、私をひとりで帰すのは心配だと言ってタクシーで帰ることになった。
さすがにタクシーの中でキスをすることはなかったけど、家に着くまで課長によりかかり指を絡めた手が離れることはなかった。
その時に何か大事な話しをしたような気がしたけど内容までは覚えていない。
そんなことを考えていると目覚まし時計がなり、一気に現実に引き戻された私は、慌ただしく会社に行く準備をして家を出た。
いつものように最寄り駅に到着すると、自分の目を疑う光景が飛び込んできた。