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蕾は開き咲きほこる
第11章 イブの奇跡

「汐里が感じるたびに中がうねりギュっと私のモノを締め付けるんですよ。私も昨日はあまり余裕がなくて感じませんでしたが、今は汐里のちょっとした変化でも感じる事ができる」

「余裕……なかったんですか?」

私の問いに少しあきれ顔の光春さん。

「あるわけがないでしょう。やっと汐里を抱けたんです。興奮して暴走するのを抑えながら結構いっぱいいっぱいだったんですよ。なので今は少し余裕があって汐里のちょっとした変化も感じることができるんです」

余裕がなかったのは私だけではなかった。
いつも余裕で何事もソツなくこなす光春さんでも余裕がなくなることもあるんだと嬉しかった。

「好きな女性を前にして余裕なんてありませんよ。――それより余裕があるのならもう少し動いても良さそうですね」

その言葉通り、光春さんは先ほどより激しく腰を打ち付けてくる。
そのひとつひとつが重たくて、膣壁を擦れては子宮を押し上げ、そのたびに快楽が身体を突き抜けて消えていく。
感じれば感じる程、身体の芯が熱くなり汗がにじむ。

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