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蕾は開き咲きほこる
第14章 合鍵
「申し訳ない……夜まで我慢しようと思ってたんですが、汐里の顔を見たら我慢できなくなりました。ゴムもないので素股をすることになって申し訳ない」
「だっ、大丈夫です。私も、気持ち、よかったですから」
光春さんに罪悪感がないように今の気持ちを言葉にする。
それに、今の言葉に偽りはない。
素股というのを初めて知ったけど、普通にエッチをするのとあまり変わらず心は満たされていた。
「そう言ってもらえるとホッとします。とりあえずここの処理をしますので汐里はトイレに行って身支度をしてきてください。この手では抱きしめることもできませんから」
光春さんは自分の手を見ながら苦笑い。
その手元に視線を向けると、ドロッとした白濁がべっとりとついていた。
いつもはゴムの中に入っているモノで、直に見るのは初めてで一気に現実を突きつけられたように恥ずかしくなった。
「そ、そうですね。後は、お願い……っ!!」
頭を下げようとして目に入った散りばめられた白濁に言葉を失い、逃げるようにトイレに逃げ込んだ。