この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕾は開き咲きほこる
第14章 合鍵

「汐里?どうしたんですか?」

優しい声音で聞いてくれる光春さんに、怖いと思いながらも聞いた。

「き、嫌いに、なりませんか?」

「嫌い?」

「はい……仕事中にエッチな事、考えて、こんなにも、乱れて、幻滅、しませんか?」

言葉にした後、どんな返事が返ってくるのかドキドキしてまった。

「鍵……この部屋の鍵はどうしましたか?」

「鍵?」

私が欲しかった答えとは違う言葉に聞きかえす事しかできない。

「そうです。渡した鍵です」

「テーブルの上……テーブルの上に置いています」

鍵の場所を教えると、光春さんは私を離して寝室から出ていった。
その後ろ姿を見ながら、それが答えなのかと涙が溢れシーツを濡らした。
枕に突っ伏していると寝室の開く音が聞こえ、右側のベッドが沈んだ。

「汐里?」

頭の上で光春さんの優しい声。
それに惹かれ顔を上げると、いつもの優しい光春さんの笑顔が私に向けられていた。

/607ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ