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蕾は開き咲きほこる
第14章 合鍵
「泣かなくてもいいんですよ。私が汐里を嫌いになるはずがない」
「でもっ、私、自分がこんなにもエッチだったなんて、幻滅、しますよね」
「幻滅するはずありませんよ。それに、今日の事はすべて私が悪いんです。毎日一緒にいたのに普通の生活に戻って寂しく感じていた所に、ことごとく会うチャンスを失ってしまった。その反動で汐里を見た瞬間に理性が欲望に負けたんです。ただ自分の欲望を開放するために素股という手段で解決をしてしまった。汐里が軽くイッたとしても中途半端に終わってしまって疼きだけが残ってしまったんです。汐里も私同様、会えない時間が欲望をため込んでしまう羽目になったんだと思います。だから自然の事なんですよ。好きだったら相手に触って欲しい、抱いてほしいと思う気持ちは」
髪の毛をやさしく撫でながら、一言一言を大切そうに言葉にする。
私も、朝抱き合ってキスをするだけでは物足りなくなっていた。
もっと一緒にいたい、もっと肌と肌を触れ合わせたいと思うようになっていた。
「でもっ、私、自分がこんなにもエッチだったなんて、幻滅、しますよね」
「幻滅するはずありませんよ。それに、今日の事はすべて私が悪いんです。毎日一緒にいたのに普通の生活に戻って寂しく感じていた所に、ことごとく会うチャンスを失ってしまった。その反動で汐里を見た瞬間に理性が欲望に負けたんです。ただ自分の欲望を開放するために素股という手段で解決をしてしまった。汐里が軽くイッたとしても中途半端に終わってしまって疼きだけが残ってしまったんです。汐里も私同様、会えない時間が欲望をため込んでしまう羽目になったんだと思います。だから自然の事なんですよ。好きだったら相手に触って欲しい、抱いてほしいと思う気持ちは」
髪の毛をやさしく撫でながら、一言一言を大切そうに言葉にする。
私も、朝抱き合ってキスをするだけでは物足りなくなっていた。
もっと一緒にいたい、もっと肌と肌を触れ合わせたいと思うようになっていた。