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蕾は開き咲きほこる
第15章 私に出来る事
「……んっ……ぐふっ……」
いつものように手の甲で口を押さえつけ、与えられる快楽に身体を震わせながら今日も応接室で声にならない声をあげる。
「っん!!……んっ、んっ、っく……!!」
身体に溜まった熱は限界で、花芽を容赦なく吸われた瞬間に身体を激しく震わせながらイッた。
光春さんから解放されると身体はだるく、ソファーに沈む様に項垂れ、横に座った光春さんに抱きしめられながら時間が来るまで過ごす。
それがいつもの事。
だけど今日は違った。
「時間が来るまでゆっくりしていていいですよ」
気怠い身体を起こすると、もう一度私の腕を引いて抱きしめようとする。
その腕から逃れた私は光春さんの目の前に膝をついて座り、腕を伸ばして光春さんのベルトを緩め始めた。
「汐里!?」
驚く光春さんの言葉を無視してファスナーを下ろし、ボクサーパンツの中から苦しそうに大きくなっている男の証を開放した。