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蕾は開き咲きほこる
第15章 私に出来る事
「もう……いいですよ」
まだまだイク気配のない光春さんは私の動きを止めた。
イッて欲しい私は首を横に振ってイヤだと伝える。
「そう言ってくれるのはありがたいんですが……そろそろ席に戻らないと誰かが出社してきますよ」
目の前の事に没頭して時間を気にしていなかった私は、時計を見て慌てて口から離した。
「ご、ご、ごめんなさい。時間まで気にしてなくて」
「大丈夫ですよ。とても気持ち良かったですから」
大丈夫だと頬を撫でてくれたけど、おさまるこのない男根に今日も一日辛い思いをさせるのかと思うと申し訳ない。
「出さないと、きついんですよね」
「まぁ、そうですけど……それなりに我慢もできるんですよ」
少し困った表情を見て、私に気を使ってくれての言葉だと分かった。
「でもっ……」
だからと言って、今の私に光春さんを楽にできる手段はない。
もっと上手だったらイッてもらえたのかもしれないと落ち込む。