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蕾は開き咲きほこる
第15章 私に出来る事
「では……少しお願いしてもいいですか?」
落ち込む私をソファーの上に座らせると、私の手を取って男の証を触らせた。
「もう少し強く握ってください」
言われたとおりにギュッと握ると、その上から包むように光春さんの手が重なり、さらに強く握らされた。
「そのまま上下に動かしてください。これだけ興奮しているんです。時間がかからずにイケると思います」
強く握ったまま重ねた手を上下に動かし始めた。
はじめは光春さんの動きに合わせて動かすだけで、こんなにも強く握って痛くないのかと光春さんを見ると、光春さんは眉間に皺を寄せながらも歯を食いしばっていた。
時折漏れ出る声に、先ほどとは比べ物にならないぐらい気持ちが良いのだと分かった。
「気持ち、いいですか」
「ええ、このまま、すぐに、イキそうです」
吐息を漏らしながら答えてくれる光春さんの色気に、私の方がドキドキする。
先ほどイッたばかりだというのにキュンキュンと身体が疼いて欲情した。