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蕾は開き咲きほこる
第16章 桜の下で
今も目の前では美味しそうに甘めの卵焼きを頬張る光春さん。
その表情を見ていると作ってきた甲斐があるし、もっと色々としてあげたくなり、私がこんなにも世話焼きタイプだとは思わなかった。
「煮込みハンバーグも美味しいですね」
「それ、よかったらパンに挟んで食べてください」
ケチャップで甘く煮込んだハンバークをレタスと一緒にパンに挟んで渡した。
「今朝、早起きをしてましたけどパンを作るためだったんですね」
「せっかくなら手作りのパンがいいかなって」
「汐里の作ったパンはずっしりとしていて美味しいんですよね」
光春さんが目を覚ます前に起きて手ごねで作ったパン。
私の唯一の趣味だったパンつくりを褒めてもらえると嬉しい。
「桜子さんに料理を教えてもらう代わりにパン作りを教えているようですね。教え方も上手でパン教室を開いたらいいのにと言ってましたよ」
「えっ?パン教室?無理です、無理です。人に教えるなんて無理です」
その表情を見ていると作ってきた甲斐があるし、もっと色々としてあげたくなり、私がこんなにも世話焼きタイプだとは思わなかった。
「煮込みハンバーグも美味しいですね」
「それ、よかったらパンに挟んで食べてください」
ケチャップで甘く煮込んだハンバークをレタスと一緒にパンに挟んで渡した。
「今朝、早起きをしてましたけどパンを作るためだったんですね」
「せっかくなら手作りのパンがいいかなって」
「汐里の作ったパンはずっしりとしていて美味しいんですよね」
光春さんが目を覚ます前に起きて手ごねで作ったパン。
私の唯一の趣味だったパンつくりを褒めてもらえると嬉しい。
「桜子さんに料理を教えてもらう代わりにパン作りを教えているようですね。教え方も上手でパン教室を開いたらいいのにと言ってましたよ」
「えっ?パン教室?無理です、無理です。人に教えるなんて無理です」