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蕾は開き咲きほこる
第17章 独占欲
「……くっ……んっ……」
口から零れ落ちそうになる嬌声を飲み込みながら、全身で快楽を受けとめていた。
背中からは光春さんの荒い息遣いが聞こえ、冷房が入っているはずなのに私たちの熱気で冷房の意味をなしてはいなかった。
汗ばむ身体に溜まりいく快楽。
それは待ちに待った蕾が花咲くように膨れあがり、そして……
「イクっ……みつ、はるさん、イクッ!!」
光春さんの腕の中で花開かせた……
それでも光春さんの動きは止まることはなく、光春さんが私の中で爆ぜるまで続いた。
事が終われば余韻に浸ることもなく後処理を行い、最後に抱き合いキスをすれば、少しだけ余韻に浸ることができた。
「先に戻っていますから落ちついてから戻ってきてください」
「……はい」
まだまだ余韻に浸っていたかったけど、光春さんは何事もなかったかのように涼しい顔で戻っていった。
私はまだまだ身体が火照ってがおさまるのを待った。