この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕾は開き咲きほこる
第17章 独占欲
ここは会社内の資料室。
この階はほとんどが倉庫のように使われている場所で、その中でも特にこの資料室は人の出入りも殆どない場所だった。
だから私たちはこの場所で落ち合いキスを交わし、最後まではできなくても朝の応接室のようにお互いに気持ちよくさせていた。
そう……
少し前まではキスをしてお互いにイカせるだけの場所だった。
それがいつの間にかキスだけでは終わらなくなり、今では身体を重ねるようになっていた。
初めの頃はいけない事をしているようで抵抗感があったけど、今ではそれさえない。
あるのは光春さんに愛される喜びと、いけない場所と分かりながらも身体を重ね続ける背徳感。
それと、誰も知らない光春さんの本当の姿を知っているという優越感だった。
「初めて抱かれたのはあの後から……」
桜が満開に咲き誇るあの山の中で初めて野外でエッチをした春。
その柔らかかった春の日差しが徐々に強さを増し始めた頃だった――……
この階はほとんどが倉庫のように使われている場所で、その中でも特にこの資料室は人の出入りも殆どない場所だった。
だから私たちはこの場所で落ち合いキスを交わし、最後まではできなくても朝の応接室のようにお互いに気持ちよくさせていた。
そう……
少し前まではキスをしてお互いにイカせるだけの場所だった。
それがいつの間にかキスだけでは終わらなくなり、今では身体を重ねるようになっていた。
初めの頃はいけない事をしているようで抵抗感があったけど、今ではそれさえない。
あるのは光春さんに愛される喜びと、いけない場所と分かりながらも身体を重ね続ける背徳感。
それと、誰も知らない光春さんの本当の姿を知っているという優越感だった。
「初めて抱かれたのはあの後から……」
桜が満開に咲き誇るあの山の中で初めて野外でエッチをした春。
その柔らかかった春の日差しが徐々に強さを増し始めた頃だった――……