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蕾は開き咲きほこる
第18章 デート
美里は謙太郎の告白を聞きながら涙を流していた。
実は美里も謙太郎と同じで、謙太郎の事を忘れられずにいた。
真下とつきあっていた時も謙太郎と比べ何か物足りなさを感じていた。
それを謙太郎への愛情だとは思いたくなくて気が付かないふりをしていた美里だった。

『私も同じ……ずっと謙太郎の事が忘れられなかった。寂しいから他の人に逃げたけど、ずっと比べてた……チャンスが欲しいのは私の方。もう二度と裏切らないから、私のそばにいてほしい』

美里の言葉に謙太郎は美里を抱きしめ、ふたりは抱き合いながら何度もキスを交わした。
そのままホテルに向かい、ふたりは顔を見合わせ笑う。

『ここ、初めて謙太郎と結ばれたところだよね』

『だな。ここだけが空いてたなんて奇跡だよな……やっぱり、俺と美里はこうなる運命だった。きっと、何度すれ違っても最後には美里と俺は結ばれる運命なんだ』

そう言った謙太郎は優しく美里をベッドの上に倒して愛し始めた。

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