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蕾は開き咲きほこる
第18章 デート
耳に届く二人の会話。
私もイキたいと光春さんを見ると、光春さんは私を抱き寄せ同じ言葉を耳元で囁いてくれる。

「いいですよ。イッてください」

「みつ、はる……さん」

私は光春さんにしがみつき、声が漏れないように歯を食いしばる。

『んあああっ、イクッ、イクッ、謙太郎、イクッ』

「っん゛……ん゛っ……っ!!!」

美里は嬌声を恥ずかしげもなくあげながら謙太郎のモノでイッき、それと同時に、美里の嬌声にかき消されるかのように私も小さな喘ぎ声をあげながらイッった。
残ったのは私と美里の荒い息遣いだけだった。
その息遣いもおさまると、美里はお日様のように輝く笑顔を謙太郎に見せた。

『謙太郎!大好き!』

『俺もだ、俺も美里が大好きだ』

ベッドの上で微笑む姿が最後となりエンドロールが始まった。
私はというと、乱れた洋服を簡単に整えてから光春さんに寄りかかり、全員が外に出るまで寄り添っていた――……

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