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蕾は開き咲きほこる
第18章 デート

それからの私たちは、予約をしていたレストランでディナーを済ませタクシーに乗ってマンションに戻った。
玄関前の廊下を通ってリビングのドアを開けると、目の前に広がる夜景が目にとまる。
美里と真下が過ごしたホテルの夜景には及ばないけど、2階建てのコーポに住んでいる私にとっては毎回見惚れてしまうほどの夜景だった。
その夜景を眺めていると、光春さんが後ろから私を抱きしめてくる。
「きれいですね」
「はい、とてもきれいです」
夜景を眺めながら答えると、光春さんはクスッと笑って右耳に唇を寄せて吐息を漏らすかのように囁いた。
「夜景のことを言ってるんじゃないんですよ。あなたの事を言ってるんですよ」
そして、そのまま耳たぶの淵を舌でなぞり耳たぶを甘噛みされるとゾクゾクとした快楽が私の中を這いまわる。
「汐里、このままここで抱きたい、この夜景の光に照らされながら……」
それは真下が美里にホテルの夜景を見ながら言った言葉で、今のこの状況も同じだった。
玄関前の廊下を通ってリビングのドアを開けると、目の前に広がる夜景が目にとまる。
美里と真下が過ごしたホテルの夜景には及ばないけど、2階建てのコーポに住んでいる私にとっては毎回見惚れてしまうほどの夜景だった。
その夜景を眺めていると、光春さんが後ろから私を抱きしめてくる。
「きれいですね」
「はい、とてもきれいです」
夜景を眺めながら答えると、光春さんはクスッと笑って右耳に唇を寄せて吐息を漏らすかのように囁いた。
「夜景のことを言ってるんじゃないんですよ。あなたの事を言ってるんですよ」
そして、そのまま耳たぶの淵を舌でなぞり耳たぶを甘噛みされるとゾクゾクとした快楽が私の中を這いまわる。
「汐里、このままここで抱きたい、この夜景の光に照らされながら……」
それは真下が美里にホテルの夜景を見ながら言った言葉で、今のこの状況も同じだった。

