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第19章 おしおき

どれがいいのか3人で見ていると、光春さんが外回りから戻ってきていた。

「3人で何を盛り上がってるんですか？」

「あっ、課長、おかえりなさい」

「おかえりなさい」

「おかえりなさい」

それぞれが光春さんに挨拶をした後、羽間さんが例の待ち受け画面の説明を始めた。

「それで、俺も待ち受けにしようと思って探してたんです。課長もどうですか？彼女できるかもしれませんよ」

「私は結構ですよ」

光春さんに彼女がいないと決めつけている羽間さんの問いかけをばっさりと切った光春さんに、羽間さんはこけるかのような仕草をして私たちを笑わせた。

「そうでしたそうでした。課長には彼女がいたんですよね」

羽間さんはもう一度机の上に座り直しながら、光春さんに彼女がいると言い切っていた。

「えっ？？」

「えっ？課長、彼女いらっしゃるんですか？」

羽間さんの言葉に驚いた私の声をかき消すかのように花房さんも驚きの声を上げた。