パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第19章 おしおき

「知らない？課長、彼女いるんだよ」

俺は知っていると自慢気な羽間さんは、そうですよねと光春さんに詰め寄っていた。
光春さんは涼しい顔をしているだけで返事をしない。
私はというと、ふたりで居る所を見られていたんじゃないかと気が気じゃなくて知らず知らずにうちに呼吸をとめていた。
そんな私に気が付いてくれた光春さんが、ふたりにばれないように背中を撫でてくれて、ようやく呼吸ができた。
その間に羽間さんと花房さんは課長の彼女の事でヒートアップする。
その内容に私の名前は一切出てはこない。
真意を確かめようと光春さんが羽間さんに聞くと、意外な答えが返ってきた。

「羽間くん、その情報はどころからですか？？」

「えっ？情報の出どころですか？えっと……どこだろう？」

首をコテンと傾け、情報の出所を思い出そうとしたけど結局は思いだせなかったようだった。
その代わり、花房さんが何かを思い出したのか声を上げた。