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蕾は開き咲きほこる
第21章 百合は咲き開く

「言葉に弱いのね。だけど大丈夫よ。今日の事は私たち3人だけの秘密。酔った勢いでの大人の遊びよ」

「大人、の、遊び?」

「そうよ。大人の遊び。別に恋愛感情があるわけじゃない。ただ汐里ちゃんや桜子ちゃんが可愛いからいたずらしたくなっちゃうの。それに、男だってそういうお店に行ったりするじゃない?浮気じゃない、大人のつきあいだって言って。それと同じ。男がやってるのに女だけがダメなんて不公平じゃないかしら。だからねっ、これは今宵だけの大人の遊び、目が覚めたら消える幻よ」

そう言葉にした優子さんは胸から手を放して私の中にゆっくりと入ってきた。

「あっ……」

まさかそこまでされると思わず驚いていると、優子さんの指に添わせるように桜子さんの指も私の中に入ってきた。
そして、2本の指は私の中をかき混ぜる。
それぞれの指が別々の意思を持っているかのように暴れ、私の気持ちがいい場所ばかりを責めてたてる。

「あっ、あっ、んんっ……そこっ、ダメェ」

耐え切れずに抱きしめられている優子さんの腕にすがり、涙目で訴えかける。

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