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蕾は開き咲きほこる
第21章 百合は咲き開く
「気持ちいいでしょ?女はここが一番感じるのよ。男じゃ分からない女のツボ」
「男、じゃ、わからない?」
「そうよ。女同士だからわかる場所。女同士だもの、男より女の身体は知り尽くしてると思わない?」
その通りだと思う。
ふたりの指は初めから気持ちのいい場所ばかりを責めて容赦がない。
たまらず声をあげようとすると、桜子さんに唇をふさがれ舌を絡めてくる。
お酒を飲んで酔っ払い、激しいキスを何度も繰り返され、私の中をかき乱され、私の心も身体も狂わされる。
「んあっ、あっ、い、くっ……イクッ」
ふたりに与えられ続けた快楽は溜まりに溜まり、少し腰を浮かせながら背中は反り、ビクビクビクッと小刻みに震わせながら
ふたりの指とキスによってイカされた。
イカされた後は、朦朧とする意識の中で代わる代わるにキスを交わし、最後に優子さんは私の耳元でこう、囁いていた。
「これは私たち3人の秘密。友情の証よ」
と――……