パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第19章 解放された広美

口の中は苦さと生臭い臭いがいっぱいに広がる。

うぇ、うぇっぷ

広美は込み上げる吐き気を我慢し唾を飲み込んだ。

しばらく目隠しをされたまま放置される。

「まだ外しては駄目なんですか？」

「あー、ちょっと待ってろ、もう少しで終わるから」
「よし、もういいぞ」

広美は目隠しを外され視界が戻る。

「また連絡するから、今日はもう帰っていいぞ」

「あー、勝手に携帯から番号確認したから心配するな。あとクラスメイトの番号もいくつか貰っておいたから」

広美は青ざめた。
自分の番号だけならまだしも、クラスメイトの連絡先を男に知られてしまったのだ。

「やめて、クラスの皆には何も言わないでぇ」

太田は自分の携帯をいじりながら不敵に笑い、広美に伝える。

「まあ、それはお前次第だな、お前ってより野溝広美、広美って呼んだほうがいいのかな」