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第31章 望まぬ同棲生活

広美はあまり時間をかけたくなかったため、簡単なチャーハンを作った。

出来上がったチャーハンをフライパンから均等に２つの皿に分け、一つを太田のもとに差し出した。

「あー悪いな、どれどれ味のほうはどうだ」

太田はスプーンでチャーハンを口に運んだ。

「おっ、これ旨いな、この味なら普通に金取れるぞ」
「お前、いい嫁さんになれるぞ」

広美は太田の声には反応せず無言でチャーハンを食べ終えた。

「さて飯も食ったし、風呂入って寝るかー」

太田は独り言のように呟き、勝手に風呂に入ります、予備の布団を敷き寝だした。

広美は勝手すぎる、この男に呆れてしまい、徹底的に無視をする事にした。

そのうち広美も眠くなり、自分のベッドに入り寝る準備をした。