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第66章 扉の向こうには

幸いにも広美が道に出たときに、人の良さそうなカップルに出会い、とにかく警察を呼んで欲しいと頼んだ。


カップルは首輪を付け、乱れたバスローブから胸がはだけている広美を見て驚いたが、なんとく察したように女性の方が広美を抱きしめ、男性が警察に電話をした。


安心した広美はひたすら、その女性の胸で泣きじゃくり、女性はたたそれを見守っていた。


しばらくすると警官が到着し、広美は保護された。