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美女の身影
第7章 戸惑い
俊哉は用を足したあと洗面器で手を洗っていた。
そして目の前の鏡を見て髪型をチェックした。
あの二人の女子を意識してしまっている事は間違いなかった。
別にどうする事もできないのに何故か格好をつけてしまう。これも男の性だなと俊哉は思った。
ふうと一息ついて俊哉はトイレからでてカウンターの方に戻っていった。

カウンターの翔太を見た瞬間に俊哉は度肝を抜かれた。
なんと翔太があの二人の女子と笑顔で談笑しているではないか。
二人とも翔太の方を見て笑顔で会話しているようだ。

翔太が戻ってきた俊哉に気づいた。

翔太「おっ戻ってきた」

俊哉「お、おう」

俊哉は女子二人の顔も見ずに一旦席に座った。

翔太「こいつが俊哉」

翔太が俊哉を指差して二人に紹介するように名前を呼ぶ。

俊哉はそのタイミングではじめて二人の顔を見た。
俊哉「こんばんは」

「こんばんは」と二人の女子が返答する。

翔太「でこっちが、アイちゃんとユウナちゃん」

俊哉「・・・アイちゃんとユウナちゃん」

手前の美人がアイ、奥の超ハイレベルな美人がユウナという名前らしい。

翔太「二人とも○○大学の学生らしいよ」

もうそんなことをまで聞いているとは翔太のコミュニケーション能力の高さに驚かされた。

翔太「あれ、二人が飲んでるのノンアル?」

アイ「そうです まだ未成年なので」

翔太「えっ、そうなの?何年生?」

ユウナ「1年です」

俊哉は彼女たちが大学3か4年だと勝手に思っていたので驚いた。
まだ大学生になったばかりには見えないほど二人は垢抜けて見えた。
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