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第7章 戸惑い

俊哉は翔太と割り勘で飲食代金を払った。
もちろんユウナとアイの分も支払った。

ユウナとアイは会計の時、申し訳なさそうな素振りを見せた。
彼女達は払いますよと財布を取り出していた。
その辺の事はきちんと身につけているようだ。

俊哉は店で彼女たちが椅子に座っている時は気づかなかったが、二人とも平均よりだいぶ長身だということに気づいた。

ヒールを履いているせいもあるだろうが、
ざっと見たところヒールの分を引いてもアイは163～4センチはありそうだし、ユウナの方は167～8センチ位はありそうに見えた。
二人とも小顔で細身なので、それがよりいっそうスタイルが良く見えた。

歩く姿勢も背筋がピンとしており、凛とした雰囲気だ。二人とも否が応でもイイ女のオーラが溢れ出てしまっていた。

夜の繁華街をこのハイレベルな女子2人と連れ立って歩いているのが、俊哉としては非現実的な出来事に思えた。

夜風を浴びても彼女達の酔いは冷めないようであった。
7、8杯も飲んだのだ無理もないなと俊哉は思った。
頬を少し赤くさせながら、翔太のたわいもない話に耳を傾けて時に声を出して笑っている。

翔太の家まであと１分くらいのところまで来た。

俊哉は夕方 翔太に見せられたOLや看護師とのハメ撮りの動画を思い出していた。
あの動画にユウナやアイを重ねて、彼女たちがあんな姿になることを想像した。
そんなコトに今からなるのは到底考えられないが、あの翔太の動画を見てしまうと淡い期待を抱いてしまう。
そんな事を想像しているうちに俊哉は軽く勃起してしまった。
ズボンが少しせりあがる。

俊哉は自らを沈めようとかぶりをふって、邪念を振り払った。

そんな俊哉の姿にアイが気づいた。

アイ「俊哉さんー？かなり酔ってますね？笑」

ユウナ「こんなところで寝ちゃダメですよ？笑」

二人は少しいじわるそうな笑顔を俊哉に向ける。

翔太は今どんな事を考えているのか、俊哉は翔太の頭の中が気になって仕方がなかった。