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美女の身影
第7章 戸惑い
翔太「いらっしゃーい」

翔太はタワーマンションの自宅の玄関を開けて、ユウナ、アイ、俊哉を招き入れた。

アイ「すごく広ーい!」

ユウナ「うわぁ、広いですね」

タワーマンションの一階のロビーに入ってから普段味わえないような高級感と重厚な雰囲気に彼女達は目を輝かせていた。


小綺麗な玄関は4人入ってもそれほど窮屈にならないスペースがある。
ユウナとアイがくすみ1つ無いヒールを脱いで、廊下に上がる。

まず翔太は廊下右手の洗面所と風呂場に案内した。
広々とした空間にホテルのような洗面台、そして風呂も大理石調の壁でかなり高級感があった。

アイ「すごい」

ユウナ「キレイ」

彼女達はこの内覧でかなりテンションが上がっているようだ、次々と感嘆の声を上げる。

翔太も彼女の達の反応に得意気な顔をしている。

続いて翔太は寝室に案内した。

きちんとベッドメイキングされたキングサイズのベッドが鎮座していた。
肉厚のマットレスは高額なホテルにしかないようなもので高級感がある。

ユウナ「ここも広いですね」

アイ「すごーい、ホテル見たい」

ブラケット照明とフロアランプでほんのりと照らされた寝室は落ち着いた雰囲気が漂っていた。

続いてメインとなるLDKに案内した。

ドアを開けた瞬間に女子の感嘆の声が漏れた。
25畳はありそうな大空間にオシャレな最新のキッチンとダイニングテーブルと、大きなテレビに5人くらい座れそうな大きなソファ。
壁の一画にあるカーテンを翔太は一気に開け放つ。
都会の夜景が目の前に現れた。
彼女達の目が光っているのを俊哉は見逃さなかった。

これは女の子が落ちるはずだと、俊哉は心の中で呟いた。

俊哉「じゃあこの夜景を見ながら一杯乾杯しますか!」

俊哉は段取りよくキッチンにグラスを準備し始めていた。
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