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美女の身影
第7章 戸惑い
アイが不意に翔太の手を掴んで掌を開かせた。
いつの間にか二人の膝が密着しているくらいの距離感になっている。

アイ「わたし手相見えるんです♪」

翔太「まじで?見てみて」

アイが翔太の掌を人差し指でなぞる。
その手つきが妙にイヤらしかった。
アイはかなり酔っているようだ。

アイ「これが生命線で、、あっ、これが向上線で、さすが翔太さん、向上心が高いですね」

翔太「すごい、当たってる笑」

アイ「えーとあとは、、あー笑、これ金星帯がありますね笑」

ユウナ「キンセイタイ?なにそれ笑」

翔太「キンセイタイって何?いいことなの?笑」

アイ「金星帯はですね笑 いや、やっぱりいいです笑」

翔太「なんなの?笑 教えてよ笑」

アイ「、、、スゴくエッチ、、ッてことです、、笑」

俊哉「ぶっ」俊哉は思わず吹き出してしまった。

ユウナ「なにそれー笑」

翔太「当たってる、、!」

アイ「当たってるんですか?笑 ヤバイですね笑」

翔太「そんな事言ってアイちゃんもあるんじゃないの?笑」

アイ「私はないですよ笑」

翔太「えー俊哉も見せて見ろよ」

俊哉「オレは無いだろ笑」

俊哉はアイの方に掌を向けた。

アイ「んーー、、、無いですね。俊哉さんはセーフです笑」

翔太「俊哉無いのかよ!じゃあユウナちゃんは?」

ユウナ「えー、無いと思いますよ?笑」

そう言ってユウナはアイに掌を向けた。

アイ「うーん、、えっ!」

ユウナ「えっ何っ?」

アイ「ユウナも金星帯あるよ!笑」

ユウナ「えっ!」

翔太「えっじゃあユウナちゃんもスゴくエッチってこと?笑」

翔太がニヤニヤしてアイに確認する。
ユウナはさっきより頬が赤くなったように思えた。

アイ「ユウナはスゴくエッチってこと!笑」

ユウナ「もう、そんなこと言わないでー」
ユウナが頬を押さえた。少し恥ずかしがっているようで可愛い。
アイ「でも単なる占いですから笑」

翔太「盛り上げるネタ持ってるねアイちゃん!他に特技無いの?」

アイ「特技ですか?あと、マッサージ結構得意です笑」

かなり緩んだ雰囲気になってきたなと俊哉は感じていた。
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