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美女の身影
第10章 ほつれ
高級ホテルの天井の照明に照らされ、ベッドの上でぷるぷると小刻みに揺れる美しいヒップ。

ユウナ「はあ・・・・は・・・っ」

ユウナは呼吸が明らかに荒くなっていた。

ユウナは先ほどのマッサージ師の尻への施術が通常のマッサージの一貫のものなのか、違う意味のものなのか、判断できないでいた。

彼女の心は間違いなく動揺していた。

マッサージ師はユウナのヒップをひとしきりマッサージしたあと、タオルを渡して仰向けになるように促した。

タオルは仰向けになったときに胸が見えないように隠くすものらしい。

「はい・・・」とい小さい声で応えてからユウナはタオルを受け取った。

岸田「それでは後ろ向いてますので、用意ができたら声かけてください」

ユウナは頭だけ動かして岸田が後ろを向いていることを確認するとベッドの上で寝返りして仰向けに寝転がった。

帯状のタオルを胸の上に置いて、入念に胸が見えない確認した。

一度深く息を吸ってからユウナは「大丈夫です」と答えた。

マッサージ師が振り返り仰向けになったユウナを見る。
ユウナはこの恥ずかしい格好を上から下まで見られているかと思うと恥ずかしくてマッサージ師の顔が見えなかった。

下半身は紙パンツのみだ。

胸元や、くびれたウエストラインと腹部、脚は隠すものがないため肌が露出した形になっている。

岸田「それでは、進めていきますね」

そういってマッサージがまたベッドの上のユウナに近づいてくる。
ユウナの横でひざまづくと彼女の胸元にオイルを垂らして塗り込んでいく。

ひんやりとした感覚に声が出そうになる。

岸田「・・・・」

タオルで覆われた胸の膨らみにチラチラとマッサージ師の視線が移動しているような感覚をユウナは感じていた。

今無防備な胸に飛びかかられたらひとたまりもない。

ユウナは無意識に胸に神経が集中しまっていた。

さっきの尻のように胸をマッサージされたらどうなってしまうのか、ユウナの頭の中で危険な想像が繰り返し駆け巡った。


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