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美女の身影
第13章 狙い目
佑奈「大翔くん、光樹くん帰るよ?」

身なりを整えた佑奈が爽やかな笑顔で帰宅を促す。

佑奈のロングスカートは化学繊維なのかさっきの乱れはどうなったのかと思うほどきれいに乾いていた。

今の上品な佇まいからはさっきの佑奈はもはや想像できなかった。
ついさっきのことなのに今の佑奈を見るともう現実味が薄れてきている。

酔いも覚めてきているのか、最初の凛とした雰囲気のあるオーラを纏っている。

亜衣「バイバーイ」

三人で亜衣の部屋を後にした。

この三人で帰るのは光樹は気まずかった、さっきの大翔の行為がかなり強引だったので佑奈は良く思ってない事は明白であったからだ。

部屋を出てからも沈黙が流れる。
そんな雰囲気に耐えかねたのかマンションを出たところで大翔が口を開く。

大翔「佑奈ちゃんさっきはあの・・・ごめん。つい抑さえられなくなって」

佑奈「うん・・・大丈夫。亜衣に見られたのは最悪だったけど笑」

大翔「ごめん・・・」

佑奈「反省してるんだ」

大翔「・・・うん」

光樹は黙って聞いているしかなかった。
三人は駅の方面に歩く。

佑奈「・・・・・・」

佑奈はもの想いにふけるような表情で宙を見つめた。

そして大翔と光樹を見て口を開く。

佑奈「・・・意外・・・」

大翔「えっ?」

佑奈「意外だなぁと思って」

大翔「何が・・・?」

佑奈「さっきの大翔くんと今の大翔くんが違うから」

大翔「そりゃ、まあ・・・」

佑奈「・・・もう一回・・・」

大翔「えっ?」

佑奈「ふふっ」

佑奈が吹き出すように笑う。

大翔「・・・えっ?」

佑奈「ふふっ・・・笑 いや、もう一回アプローチされるのかと思ってた」

大翔と光樹は混乱した。
佑奈の言葉の意図がわからなかった。

胸が何故か高鳴る。

佑奈は口許に笑みを浮かべながら大翔と光樹の顔を見る。
その瞳に全てを見透かされそうだ。

佑奈「大翔くんと光樹くんは大丈夫そう?」

大翔「大丈夫っていうのは・・・えーと」

佑奈「さっき・・・あんなふうに止められて、大丈夫かなって・・・笑」

大翔「佑奈ちゃん、あ!あのさ!」

佑奈「内緒・・・」

大翔「えっ?」

佑奈「亜衣には内緒だよ・・・?」

光樹は二人のやり取りに急速に鼓動が激しくなる。

そして佑奈が言う。
佑奈「優しくしてくれるなら・・・いいよ」
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