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美女の身影
第14章 疼き
佑奈が個室に戻ると男達は沈黙した。

明らかにさっきとは空気が違っているのがわかる。

上座に座る翔太はニヤニヤした顔で佑奈の顔を見る。

翔太「佑奈ちゃん、みんなオッケーだってよ」

佑奈「え・・・」

翔太の横に座ると後輩達の顔が視界に入ってくる。

皆少しニヤニヤした顔で佑奈の顔を品定めするように見る。

佑奈は居心地が悪く視線を俯き気味にして反らしてしまった。

トイレの鏡で乱れた髪と洋服は直してきたが、まだどこか乱れた箇所はないか不安になる。

「佑奈ちゃんおつかれ・・・」

翔太がどこまで話したのか気になった。
全部知られているかと思うと顔が熱くなった。 

「なんか、耳が赤いね・・・大丈夫?」


佑奈「・・・!大丈夫です・・・!」  

少しでも体温を下げたかった。


残っていたカクテルを一気に飲み干す。

翔太「いいねぇ、もっと飲んだほうが緊張しないかな?」


佑奈「はい・・・」


このまま男4人からこんな目で、見られ続けたらおかしくなりそうだ。


とりあえず飲むしかないと思った。


「俺たちも付き合うよ・・・!」


さっき翔太に中途半端に触られたせいで、カラダの奥底の疼きがどんどんと拡がっていく感覚に襲われていた。
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