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美女の身影
第15章 裏切り
誠「うわ!ほんとに寝てる・・・!だめだって」

沙耶は自分で開けた缶チューハイをほとんど口にせず、ソファの上で眠り込んでしまった。

誠は沙耶の肩を揺らし起こそうとする。

誠「起きろって・・・!」

誠は自分と沙耶だけだったら気にしないだろうが
佑奈を引き留めておいてすぐに寝ているのがあまりにも勝手だと思ったに違いなかった。

だが誠がなかなか強めに揺すってもビクともしない。

佑奈「ホントに寝ちゃった?・・・笑」

佑奈は誠の隣に行って沙耶の肩を軽く揺らす。

誠「ホントに寝てるよ・・・」

誠は呆れるように言う。

佑奈「ホントに寝てる笑 ちょっとやそっとじゃ起きなさそう」

誠「佑奈ちゃんごめん、面倒くさくて」

佑奈「大丈夫だけど、この組み合わせで残されるの笑える」

誠「初めましてで、どんな状況だよって感じだよね・・・笑」

佑奈「二人の中にお邪魔してごめんね笑」

誠「いやいや全然・・・」

佑奈は沙耶の眠りがかなり深いことを確認すると、ソファの前に敷かれたラグにそっと腰をおろした。
すでにあぐらをかいてラグの上に座ってる誠の真横だった。

一瞬だけ誠と目が合う。
佑奈は口元に少しだけ笑みを浮かべると、ローテーブルに置かれた飲みかけの缶チューハイに手を伸ばした。

缶チューハイを口元に運びゆっくりと傾ける。
少しだけ口に含むと、コクリと呑み込む。

呑み込んだあと佑奈は耳を凝らさないと聞こえないくらいの小さな息を「ふ・・・・っ」とついた。

誠に横顔を見られている感覚がある。
佑奈は自らの鼓動が少しだけ早くなったのを感じた。

口元に笑みを作り、ローテーブルの上に置かれた誠のチューハイを見る。

佑奈「誠くんは何を飲んでるの?」

誠「ん?あっ、オレは、レモンサワーだよ」

自分が何をしようとしているか、それが明らかに誤りだという事は頭ではわかっていた。
だが、頭ではわかっていても、本能が強烈に佑奈に語り掛けてくる。

佑奈「美味しい?」

誠「うん、飲みやすいよ」

佑奈はすうっと息を飲み込んだ。不自然にならないように口角をあげる。
そしてゆっくりと口を開く。

佑奈「・・・・ちょっとだけ貰ってもいい?」

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