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美女の身影
第16章 玩具
至近距離のユウナの顔面の攻撃力は凄まじかった。
整った美形の顔がさらに魅力的に見えた。
『やっとちゃんと目が合いましたね』
確かに彼女が眩しすぎてこっちの緊張を悟られそうで居酒屋で会ったときから目を合わせることすらまともにできていなかったのは事実だ。
全てを見透かしているような目でじっと和也の顔を見つめるユウナ。
あまりにも真っ直ぐにこっちの目を見つめてくるので和也はまたユウナから目を反らしてしまった。
和也「ユウナちゃん、だいぶ酔ってるでしょ?」
ユウナ「酔ってないとこんなところ来れないですよ?そういう和也さんも酔ってますよね?笑」
和也「・・・まあオレもそこそこ酔ってるかも」
ユウナ「・・・・和也さんは、あの時に戻れたらいいなって思うことあります?」
和也「あの時?」
ユウナ「・・・うーん、例えば何かに大失敗して、その失敗する前に戻りたい・・・とか」
和也「うーん・・・ぱっとは思い浮かばないなぁ。ユウナちゃんはあるの?」
ユウナ「私は・・・」
ユウナ「私は・・・あります。・・・多分、何回も」
和也「ユウナちゃんだったら何事も順調にいってそうだけど」
ユウナ「多分失敗ばかりです、本当の自分はある地点に置きざりにされたままで、今の私は身体も心もまるで別人みたい」
和也「その・・・地点まで戻れるとしたら?」
ユウナ「戻れるなら・・・でもその別人が思ったより厄介なんです」
ユウナ「・・・て、何この話し・・・笑
酔ってますね私」
和也「いや・・・」
ユウナ「和也さんのせいですよ?笑」
和也「え、何が?」
ユウナ「こんなよく分からない話しを私がしたの」
和也「なんで俺のせい?」
ユウナ「だって・・・普通、こんな状況になったらすぐに・・・っ、、、あ、でも私が無しってコトですよね?無し寄りの無しってコトですね?」
和也「い、いや、なんで?そんな事はないよ?」
ユウナ「わたしは和也さんのこと『有り』にしましたよ?」
和也「無しどころか、大有りだよ・・・!」
ユウナ「そんな風には感じません・・・」
和也「本当だって!」
ユウナ「だったら・・・っ」
和也「?」
ユウナ「・・・だったら・・・残りの時間恋人ごっこっぽいコトしてみます?」
整った美形の顔がさらに魅力的に見えた。
『やっとちゃんと目が合いましたね』
確かに彼女が眩しすぎてこっちの緊張を悟られそうで居酒屋で会ったときから目を合わせることすらまともにできていなかったのは事実だ。
全てを見透かしているような目でじっと和也の顔を見つめるユウナ。
あまりにも真っ直ぐにこっちの目を見つめてくるので和也はまたユウナから目を反らしてしまった。
和也「ユウナちゃん、だいぶ酔ってるでしょ?」
ユウナ「酔ってないとこんなところ来れないですよ?そういう和也さんも酔ってますよね?笑」
和也「・・・まあオレもそこそこ酔ってるかも」
ユウナ「・・・・和也さんは、あの時に戻れたらいいなって思うことあります?」
和也「あの時?」
ユウナ「・・・うーん、例えば何かに大失敗して、その失敗する前に戻りたい・・・とか」
和也「うーん・・・ぱっとは思い浮かばないなぁ。ユウナちゃんはあるの?」
ユウナ「私は・・・」
ユウナ「私は・・・あります。・・・多分、何回も」
和也「ユウナちゃんだったら何事も順調にいってそうだけど」
ユウナ「多分失敗ばかりです、本当の自分はある地点に置きざりにされたままで、今の私は身体も心もまるで別人みたい」
和也「その・・・地点まで戻れるとしたら?」
ユウナ「戻れるなら・・・でもその別人が思ったより厄介なんです」
ユウナ「・・・て、何この話し・・・笑
酔ってますね私」
和也「いや・・・」
ユウナ「和也さんのせいですよ?笑」
和也「え、何が?」
ユウナ「こんなよく分からない話しを私がしたの」
和也「なんで俺のせい?」
ユウナ「だって・・・普通、こんな状況になったらすぐに・・・っ、、、あ、でも私が無しってコトですよね?無し寄りの無しってコトですね?」
和也「い、いや、なんで?そんな事はないよ?」
ユウナ「わたしは和也さんのこと『有り』にしましたよ?」
和也「無しどころか、大有りだよ・・・!」
ユウナ「そんな風には感じません・・・」
和也「本当だって!」
ユウナ「だったら・・・っ」
和也「?」
ユウナ「・・・だったら・・・残りの時間恋人ごっこっぽいコトしてみます?」